私が物心ついた時から父はいつも木で何かを作っていました
職人というわけではありません
昔、土曜は半ドン(懐かしい言葉。年齢がバレるね)というのがあり、土曜日も早帰りで出勤していたので、製作は日曜日を使った趣味でやっていました 休日と定年後の時間を費やしコツコツと努力を重ね 87歳の集大成がこの椅子なのだそうです
建具屋を継いだ幼馴染の方が眼を悪くして引退される時に父に託した最高の材料を彫って懸命に座面を作りました。
なかなか手に入らない材料なので製作はこれで最後にすると決めた様子
ある日一人娘が他のものはいらないからこれちょうだい。などと無神経な事を言いました
それで我が家にこれがやってきました
みんなで大事にするからねえ。しかしこの椅子、半端なく重たい 、、、、
引くにもソコソコの力がいるので、王様の椅子は普段あまり座らないテーブルの一番奥の場所に鎮座しています
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